今年は今までで一番movie制作に集中出来たと思う。
家に引きこもり、映像編集とチキンラーメンを食う作業をひたすらこなした。
毎年eventやメーカーとの打ち合わせ、その他諸々を同時進行することで編集の時間が恐ろしいほど削られるが今年はそれをほとんどしなかった。
ヒロシが耳元で「携帯電話を車のダッシュボードしまえ。この開放感がオレ達の力を解放してくれる」
そう囁いた。
「なるほど。」
ボクはすぐさま車のダッシュボードに…
いやいや「なるほど」じゃねぇだろう。ボクはさすがにそれはいろんな意味でヤバいとヒロシに言ったが、あいつの携帯電話は本当に車のダッシュボードにぶち込んであった。
幸いにうちは2人で作業を進められるわけで、それについてはすごく助かっているんだけど、やはりそれでも時間が全く足りていないと思う。
何かに時間が取られれば、それだけmovie編集が疎かになる。
でも、今年は凄く良い環境だった。Rider達は気を使ってくれて自分達でeventやcampを企画したりインダレスをアピールしてくれた。
毎年、口うるさく言って来た言葉
「各自で率先して営業宣伝すること」
「室内スノーボード場でアピールすること」
「ヒロキ、手当たり次第に落ちてるものを口に入れるな。」
今年はそれを言わなかった。
その為にヒロキはお腹を壊していたが、もうひとりひとりが考えて行動出来るチームになったんだと思う。
今年の作品を制作しているうえで自分が 再確認出来たことは「インダレスは、自分達の追求する最高のmovieを作りあげる為に存在するチーム」であること。
映像がRiderの宣伝媒体とか、ただ闇雲に有名になることを意識したもので無く、ただただ良いmovieを作りたい。
海外レーベルと比較すると、残念ながらうちはまだまだ未熟だ。
だってスノーモービル一台さえも持っていない現状だから。
だけど少しずつ環境を整えて自分達が作りたいmovieに一歩ずつ近づいていく。そういう意味では、すごく可能性に満ちているんじゃないかなって思う。皆の気持ちが一緒だから。
そしていつか絶対に世界中で認められるmovieプロダクションになりたい。
そんなことを言うと、まだまだ笑われるかも知れないけど、そこを目指さなくては自分達双子は満足ならないのだから。
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