今期作品の[Revolver Wolves ]ですが、ふたつの単語を掛け合わせての特別な意味は持ちません。
ただ、言葉遊びを使っていてそれは後々本作品にて明らかになると思います。
昨年の「Lynx Eye」では直訳すると「山猫の眼」でしたが、単語を繋げることで「慧眼」という別の意味合いも含まれていました。
しかし、それは表向きの表現であり、実は本来伝えたかったことは「真実」という作品テーマです。
それはライダーの各パート、ひとりひとりに隠された文字が埋め込んであり、それを繋げるとメッセージが完成します。
山猫が自分達ライダーという意味を持ちながら、観てくれている方々も山猫(真実を見透かす眼)であって欲しい。
でもそれはボクらが文章や言葉で押し付けて伝えることじゃないのかなって思うんです。
観た人が「もしかしたら、この人達が伝えたいことってこれかな?」って思えるくらいが素敵じゃないですか。
もっと作品を自由に観てひとりひとりが違った結末を感じても良いと思います。
自分達が伝えたいこと。
それは視聴者ひとりひとりの感性に委ねられています。
オープニングライダーが朝日で始まりラストライダーが夕日で幕を閉じる。
最初はひとりきりで始まるシーンだけど、ラストシーンでは仲間達と笑いながら歩く。
…ちょっとした人生観です(笑)
DVDフライヤーのライダー達の眼には肉眼では確認出来ない程の文字が入れてあるのも僕達からメッセージのひとつです。
「真実は見えにくい場所にある」
こういうものを加えることで自分達作り手側は更なる面白みを追求出来ますし、作品に深みが生まれるのかなと思います。
最近では分かり易いストーリーと枠からはみ出さない作りを好みとされてる方が多く感じますが、自分としてはもっともっと作品に考えさせられる部分があっても良いんじゃないかと思うんです。
今回の作品[Revolver Wolves]ですが、今までの作品より一層の深みが増しています。
僕達の作品をたっぷりと楽しむ為には感性をより働かせ、先入観を無くして純粋に【映画】として楽しむことをお薦めします。
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