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兵隊を理不尽に蹴り倒す鬼みたいな人のこと。どS。
最近のボクは鬼軍曹に叩き上げを喰らっております。
まさに鬼軍曹という名前が相応しい御方で、何かを教えて貰うたびに「おめー馬鹿なんか?」と蹴りを頂き「教育ありがとうございました!」とビシーっと敬礼しなくてはなりません。
とてもとてもツラいのですが、こーいう経験は自分の部活時代を思い出します。
そりゃあもう、キツい部活だったんですが、良い思い出も沢山あります。
部活が厳し過ぎて練習をボイコットしたら、次の日に全部員が廊下に正座させられてコテンパンに殴られました。
夏の合宿が厳し過ぎて、先輩は夜中にタクシーを使って逃げるように下山しましたが、街で待ちかまえてた軍曹に捕まり血反吐を吐かされておりました。
出された食事は絶対に残してはなりません。
だけど、うんこが漏れちゃうくらいツラい練習で胃が食べ物なんて受けつけないのです。
でも食べないと軍曹に恐ろしい目に遭わせられます。
食事当番のおばちゃんが「チッ」と舌打ちしてこちらを見ています。
ふざけんな!お前は素材を殺す天才だな!と叫びたいのですが、我慢我慢です。
ボクは悩んだ末に、コロッケとメンチをポケットにしまって見事脱出に成功しました。
となりを見るとヒロシは中華丼を流し込んでいました。
これがじきに受け継がれる伝説「ポケットの中の戦争」嘘だといってよピロスです。
練習で怪我したボクはやっと休めると喜びましたが、鬼軍曹に「おめー歩けるんだろ?」と言われ部活終了までサンドバックを担がされてグラウンドを歩かされました。
…死ぬかと思った!
まさに精神論!
怪我も病気も練習すれば治る。
毎日、あと何日過ぎたらで引退出来ると部室の壁に皆で書いていました。
あ〜いま思い起こすと良い思い出が…
ないわ!
ボケ!
って思うんですが、これこそが良い思い出になってるんです。
糧になるんでしょうね〜。
楽しい思い出、幸せな思い出、それよりも辛かったことや厳しかったこと。
それが全て糧になります。
ちょっとばかり不幸だったり辛かったりして、それに対して不満をぶつけたりする人間にはなりたくない。
いまの社会ってそうじゃないすか?
自分のことを棚に上げて人に対して気持ちが鋭く、鉄のような無機質な刃となっている。
他人の本当の声を聞けるようになりたい。
自分のことは他人にいっぱい知って欲しいのに他人のことは知ろうとしない。
そんな気がしてしまうボクはおかしいのでしょうか?
いまは鬼軍曹に人間というものは何かを教育させられています。
ときには理不尽な訓練を容赦なく受け、毎日叩き上げられては精神論と覇気を身に付けている真っ最中なのです。
二年後シャボンディー諸島で仲間と会う日まで。ご機嫌よう!
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