先日、長野県白馬八方尾根スキー場ハイカスケードパークにて、念願の空からライダーを撮影するという贅沢な夢が叶いました!
自分としては一生に一度で良いから叶えたかった夢。
スノーボードムービーチームを立ち上げたときに「いつか空撮をしてみたい」と皆に話していたことを思い出します。
でも、現状を考えると日本で空撮という夢はほど遠く、いつの間にか現実に考えることも少なくなり、半ば諦めていたのかも知れない。
だからハイカスケードの猪狩さんから「八方で特設パーク作って空撮やっちゃうよー!」と連絡が来たとき、驚きより信じられないって気持ちの方が強かった。
日に日に送られてくる特設パーク状況。
そして参加プロダクション、参加メディアの情報がやけにこのイベントの大きさとリアリティーを感じさせてくれた。
この舞台に立つことの意味、それこそ自分がずっとずっと求めて来たものに違いなかった。
撮影は4月17日〜19日の4日間で行われ、初日はパークチェック、2日目が練習、3〜4日目が空撮という内容でした。
初日はこのBIGイベントを祝うかのごとくまさかの大雪で白馬に夜10時到着!〜からのWelcome partyに参加。
夜中の3時まで猪狩さんや外人さん達と飲み明かしました。
空撮のことを考えると興奮の余りワインと日本酒とビールを飲み過ぎてしまい、朝起きると他のプロダクションの部屋でした。
びっくりさせて本当にすみません。
ポケットに入っていたハズの車の鍵やらサングラス、財布、携帯電話を全て無くしてしまいましたが、最終日までに全部見つかって良かったです!ご迷惑お掛けしました〜。
そのおかげで2日目は完全な二日酔い。隣でライダーの宗平も二日酔い。
ちょっと空撮の練習も兼ねて、リフトに乗りながらカメラをまわしましたが、リフトの揺れで吐きそうになり中止。
その日のpartyは早めに切り上げて、空撮に備えました!
このイベントの凄いとこは毎日party!これもハイカスタイルみたいなんですが最高に楽しいです☆
サマーcampに行く人の気持ちが分かりました!
そして…翌日は雲ひとつない快晴。
リフトに乗ってパークに向かう自分たちの真横をヘリが併走して飛んで行きました。
なんか、それを見て凄く感動した。
ヘリコプターの「バババババ」という音が自分の胸の鼓動を明らかに早めてくれました。
ヘリは空撮がしやすい様にドアを取っ払ったデンジャラスな設計。
普通に落ちそう。
今回はライダーも勝負ですが、フィルマーも度胸勝負なんです。
一つ目のプロダクションが終わった後、感想と映像を聞きました。
思った以上の揺れがあり、特に突風が入ったときは予測出来ない煽りを受けるみたいです。
映像を見ると「ズームは厳しいかも」そう感じました。
ハイウッドのユウゴ君といろいろ考えていましたが、ユウゴ君の「オレは攻めるで」って言葉を聞いてめちゃくちゃ火が付いた。
自分の中で久々に気持ちが研ぎ澄まされていくのも感じたし、それまでは失敗したらどうしようって思ってたのに、「やってやる!」って気持ちに変わった。
ライダーが攻めてるのにフィルマーが攻めなかったら良いムービーなんて出来る訳ないし。
口先ばっかの野郎は沢山いる。映像撮れなかったのを攻めた結果と言い訳もしたくない。
初めてだったけど思った以上に空撮は集中して撮れました。
空撮が終わってヘリポートに帰還するときにアクロバティックな宙返りをかました瞬間は流石に怖くて声が出ませんでしたけど。ヘリのドア付いてないしー!墜ちるわ!
そして皆で夕食のBBQを楽しみながら今回のアワードを発表!
ライダーアワードはインダレスチームリーダーの池上匠!
そしてチームアワードもインダレスが頂きました!
最高の瞬間です。
何度となく諦めそうになったし、辞めようとも思った。
インダレス結成当初、匠はノースポンサーだった。
自分達には何もなかった。
それを思い出しながら白馬の山々を眺めると自然と目頭が熱くなりました。
最近のコメント