また、ひとつの屋内スノーボード施設が閉鎖されることになった。
アクロス重信。昨年末、ライダーの杉浦宗平も練習していた場所だ。
僕は、屋内スノーボード施設「カムイ龍ヶ崎」出身で、そこの思い出や経験、人との繋がりはどれ程のものか計り知れない。
とっても大切な場所。
その場所が無ければ、いまの自分は存在しないだろうし、また、スノーボードMovieだって作っていないだろう。カムイ龍ヶ崎がなくなるって聞いたときは、なんか胸にぽっかり穴があいたみたいだったな。ずっと行ってなかったけど、あそこの思い出はすごく濃かった。
いま、アクロス重信閉鎖を止めようとして、たくさんの人間達が署名活動をしている。
微力ながら協力したいし、協力が出来るひとが居たら署名してもらえたら嬉しいよ。
◆署名方法◆
だけど、僕が考えるには、それは本当の解決策にはならないのではないかということ。
施設が無くなるということは、そこに利益が生まれないという事実のもとに苦肉の中での決定である。誰もが施設を失いたいのではなく、仕方のない現実と直面しているのだろう。
ひとの悪いところは、それの大切さを失って初めて気づくということ。
なんで、もっと早く、そういった事態を避けるべく行動が取れなかったのか?
そうならないようにも、ローカルや恩恵を受けたライダー達や働いている人間達が尽力しなければならない。すごく大変だけど、大切なもの守るってのはそういうもんじゃないかな?
僕もスノーボードMovieを制作するうえで、たくさんの関係者と話すことがあるが、これから先のウィンター事業は、もっともっと厳しい情勢になるだろう。
スキー場も閉鎖され、当たり前のように滑れた場所を次々に失っていく。
僕たちだって撮影なんか出来ない環境になるだろう。
それを指をくわえて見ながら、時代や時の流れのせいにするのは愚か者だ。
もっともっと、良い映像が撮りたいし、残したいものがある。
もちろんスノーボードでね。
だけど、やっぱり一番は仲間とスノーボードすることが最高に楽しみだよ。前日からワクワクするからね。
その環境を守り抜く為にも広い視野で、もっと深く考えなければならないなと思っている。
絶対に、
三十年後も仲間と滑りたいからね。
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